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❀授乳中に起こりやすいトラブル❀
【乳腺炎】
乳腺炎には以下の2つがあります。
1.うっ滞性乳腺炎
乳管のつまりやたまりが原因でおっぱいに炎症が起きている状態です。発熱、しこり、痛みなどがあります。
2.感染性乳腺炎
おっぱいが細菌感染して炎症が起きている状態です。
うっ滞性のものより症状が強いことが多く、発熱、しこり、痛みなどの他に寒気やインフルエンザの様な体の痛みが出ることもあります。
乳腺炎が疑われる場合、急性期の対応がとても大事です。
適切なケアが行われないと悪化する場合があり、当院でも乳腺炎の対応は非常に慎重に行っています。
【しこり】
おっぱいの一部が硬くなっていることが多く、痛みがある場合とない場合があります。
しこりの原因はいくつかあり、必ずしも「つまっている」ことが原因とは限りません。乳腺炎になる場合もあるので、原因をきちんと突き止めることが大事です。
【水疱(すいほう)/白斑(はくはん)/乳口炎】
乳首の先にできるニキビのような白いもので、<水ぶくれ>です。また、水疱が悪化したしたものが乳口炎です。
乳首に負担がかかっていますので、まずは原因を見つけることから行います。水疱が原因でしこりや乳腺炎になることもあるので、早めの対処が必要です。
【母乳不足】
母乳が足りなくてお悩みの方は非常に多いものです。足りない原因がどこにあのか、まずはそれを探らなければなりません。
しかし、母乳の量が増える時期というのは決まっています。
母乳に関するホルモンの値は、実は出産直後がピークです。その後レベルは低下していき、1ヵ月が経つ頃にはホルモンレベルはかなり下がっています。
また、1週間おっぱいへの刺激が入らないだけで妊娠前のホルモンレベルに下がるとも言われています。
ですので、母乳が足りないと感じている方は、とにかく出産後早い段階でケアを開始することが重要です。
1日でも早くケアを始めること、その1日が大きな違いになります。
いずれのトラブルも、早期に適切な対応を行うことが大切です。